冷やし中華はなぜ毎年始まるのか

物事は終わりがあって始まりがある。

冷やし中華の話です。

先程冷やし中華をコンビニで見かけて買ったんですけど、まあ〜〜〜〜〜〜〜〜うまい。

「冷やし中華はなぜ夏しか食べられないのか？」
人生で一度はぶち当たると言われている壁ですが、無事今年も「いやマジでこれなんで夏しか食えないの？は？意味わかんなくね？」となっているところです。
あれは別に冬に食べても良くないですか？

冷やし中華、良く言えばどこでも平均点以上のものが食べられる。
冷やし中華、悪く言えばどこで食っても同じ。

ただ冷やし中華に変化なんて求めてないから、どこで食っても同じっていうのは冷やし中華の悪口になってない。
ぼくは冷やし中華の上にキャビアが載っていてほしくないし、なんか高そうなレストランに行ったときに皿の周りをソースでなんかされてる『アレ』をごまダレでやってほしくない。
冷やし中華には錦糸卵が載っていてほしいし、ハムやチャーシューなんかの肉が載っていてほしいし、それ以上であってほしくない。

なんか適当に食いてえなあってなったときに冷やし中華を食って、適当に「あ〜うめえ〜」って言うやつをやりたいんですよ。

あんなに適当に食って美味いもの（なんならコンビニでも十分うまい）、夏限定にしておく必要ないと思うんだけど。 完全に『冷やし中華を夏限定にしよう委員会』の策略、地球上の全員が騙されてる。

究極、あるいは至高の冷やし中華が食べたいとかそんなこと言ってるわけではないのに、今見せていてくれているその姿を一年を通して見ていていたいだけなのに、なぜ冷やし中華は夏にしか目の前に姿を現してくれないのか。

冷やし中華はなぜ毎年始まるのか、ぼくの知らないところでいつの間にか終わっているのに。
冷やし中華はなぜ毎年始まるのか、毎年終わらなくてもいいのに。