外に出たくない気持ちと桜並木と『桜色プリズム / Endorfin.』

ぼくは年中陰鬱なオタクなので、基本的に外に出たくない。先週も昼起きて酒飲んで寝たら日曜が終わっていた。さすがにやばいなあとおもいました。

そんなぼくでも外に出て「たのし〜〜〜〜〜〜〜〜」「踊りてえ〜〜〜〜〜〜」となる時があるんだけど、それが桜が咲いているところで『桜色プリズム』を聴いてる時。桜が咲いてる樹の下で『桜色プリズム』聴いてるぼく、完全に来世に繋がる"""徳"""積んでる。

桜色プリズム
Produced by Endorfin.(sky_delta + 藍月なくる)
Endorfin. 1st AL『Horizon Note』収録

春の「春〜〜〜〜〜〜〜〜」ってところを煮詰めたら『桜色プリズム』になった（超常現象）
これ以上の『春』があるなら教えてほしい。 『桜色プリズム』こそ春。

これを歌うのは藍月なくるさん以外ありえねえ、と言わんばかりに声にがっつりハマってるメロディ（藍月なくるさんの声はgodです。）、冬の寒さを残しつつも暖かい春の日差しを表すかのようなキラキラな編曲、完全にオタク（ぼく）を狙い撃っているかのような落ちサビからラスサビへの流れ、聴いているだけでウッキウキな気分になれます。

かつて少納言は「春はあけぼの（がよい）」と書き著しました。ぼくなら完全に「春は『桜色プリズム』（がよい）」、というか多分1000年前にEndorfin.がいたなら少納言も『あけぼの』と『桜色プリズム』の択に困ったと思う。推しが多いと大変だ。でも「枕草子 / 清少納言 feat. Endorfin.」、めっちゃ読みたい。これならぼくも古文やる気になったかも。

『桜色プリズム』の何がすごいかって、外に出て両手広げて笑いながらクルクル回りながら歩くみたいな陰鬱オタクが普段ぜっっっっっっっってえやらねえこと四天王の一角みたいなことをやらせにくるところ。サビがつよすぎる。

街中で曲聴いて高まったとしてもやることがせいぜい「周りにバレないようヘドバン」か「ポケットの中で手をワチャワチャやる」か「天を仰ぐ」くらいなぼくでも、『桜色プリズム』だけは違う。『桜色プリズム』は耐え。8割位本気で言ってる。

でもこの曲の最強ポイントは別にある、なんてすげえ曲だ…
落ちサビの裏でイントロ流れてるの本当に好きすぎて毎回キレてるんですけど、そんな落ちサビからのラスサビ（転調）、控えめに言ってオタクキラー。オタクタイプにダメージ3倍。

よくアニメとかの演出でいいところもいいところで「風ブワーーー主人公(orヒロイン)の髪バサーーーー桜の花びらフワーーーーー」みたいなのあると思うんですけど（適当）、カメラが下からグイッとパンするやつ。ここのラスサビの入り、もれなくそれになれます。

桜咲いてるところでこの曲聴こうもんならもうパーフェクト。完璧。CLEAR RATE 100%。 むしろそれになるために家から出て桜並木を歩きながらこの曲を聴きたい。

通勤途中に桜が植えてある道があるんだけど、その道で『桜色プリズム』を聴けるからここ2,3日会社に行けている節がある。 数少ない外に出たくなる動機なので、とても大切にしていきたい。

今日2日ぶりに通勤したらほとんど花びら散って葉桜になってた。外に出たくないので会社休みます。