分島花音 | 『fragment ornament』 感想
fragment ornament、これを待っていたんだよぼくは……
— ねくす (@krenex_STR) March 9, 2019
この曲と出逢うために分島花音を好きになり堀江晶太を好きになりました。そう確信しました。ありがとう分島花音さん。ありがとう堀江晶太さん。ありがとうfragment ornament。
fragment ornament [7:10]
ベストアルバム『DECADE』収録
昔行ってた食堂で『カツライス』ってメニューがあって、それがひたすら好きで好きで行く度に『カツライス大盛り』を頼んでました。
オムライスってめっちゃうまいじゃないですか。トンカツってめっちゃうまいじゃないですか。
カツライスはうめえオムライスの上にうめえトンカツが乗っているって料理だったんですけど、おいしいものにおいしいもの組み合わせたらそれはただのおいしいものではなく最高に美味しいものになる、を体現した料理でした。今はもうその食堂に行けないのでもうカツライスは食べられないんですけどね。
ところで「作詞・作曲: 分島花音」って文字列、めっちゃつよいじゃないですか。「編曲: 堀江晶太」って文字列、めっちゃつよいじゃないですか。
『fragment ornament』は作詞・作曲は分島花音さん、編曲を堀江晶太さんがやっている曲なんですけど、最高につよいです。音楽界のカツライス、降臨しました。
分島さんの曲に『Unbalance by Me』という曲があって、曲調とかサビにかけての盛り上がり方とかがとても好きなんですが、『fragment ornament』はその『Unbalance by Me』の曲調に『堀江晶太』が見え隠れします。いや、もはや隠れてない。
分島花音 & 堀江晶太だとか、分島花音 × 堀江晶太だとかそんな見え方じゃないよこれは、あまりに分島花音 vs. 堀江晶太。完全に曲に分島花音と堀江晶太って2人の名前が彫ってある、そんな曲です。
ということでドチャクソ好きなところをドチャクソな文章で書こうと思います。
・静かなサビから入る曲
ピアノと分島さんの声で始まる曲。『キスのひとつで』を思い出しました。 どんな曲が始まるんだと非常に気持ちが高まります。 音が少ないので息継ぎが綺麗に聴こえるんですが、息継ぎまでとても素敵。
ちなみにそのまま間奏に繋がりますが、間奏は完全に堀江晶太が名前シール貼ってます。
・サビに入る前のピアノ
ぼくの好きなのはこういうところです。こういうことしてくるからなぁ〜〜〜〜はぁ〜〜〜〜〜〜〜ほんまに
こういう間の取り方、本当に好き。 ここでぼくの耳は1回溶けて落ちる。
・2番サビからの間奏〜Cメロ
間奏のメロディは分島さんだなあと感じられ、完全にオシャレの権化と化しています。 楽器の音色がとても心地よくて素晴らしい。 将来の夢はfragment ornamentの2サビ後の間奏。小学校からそうでした。
と思っていたら、爽やかなアップテンポの羅刹・堀江晶太が金棒持って襲ってきます。Cメロ〜ラスサビ、完全に堀江晶太が表札立ててます。
・気持ちよすぎるアウトロ
分島花音さんのコーラスと堀江晶太さんの楽器が印象的なアウトロ。
これをそっくりそのままライブで聴けたとしたら、ぼくは天を仰ぎ涙を流します。加えて神に祈りを捧げながら失神すると思います。「この曲を聴かせてくれて神様本当にありがとうございます」。
・分島さんの書く歌詞
デビュー10周年の分島さんですが作詞もやってます。
ぼくもひと通り曲を聴いた後、歌詞も見てみました。
どこがどう好き、という理由があるわけではないんですが、以下の2つは特に気に入ってます。
期待して
また一つ夜が明けていく
向こう側へ
曲中のここのあたりに時計の音(?)のようなものが入っていて、10周年からその先続いていく1年1年を夜に例えているんだと勝手に思っています。
これから何年でも応援していきます。
喜びに終止符(ピリオド)はない事
僕の夢もそう
空っぽになる度 嘆いて腫れた事
それでも音が溢れる事
交わした約束の欠片を守れるように
はじまりに一歩踏み出す為のメロディーがあるから
もう一つはラスサビですが、ライナーノーツ読んでどっちゃ好きになりました。
初回限定盤買って本当に良かった。泣きそう。 初回限定盤を持っている者は今すぐ全員ライナーノーツを読め。
とりあえず心の神棚に飾ります。
・まとめ
『fragment ornament』を知らない人がもしもいるとしたら、こんなに素敵な曲に出逢う機会がまだ残っているなんて死ぬほど羨ましい。
ぼくはもう『fragment ornament』を知っている側の人間になってしまいました。
でも『fragment ornament』はカツライスと違ってぼくの前から消えることはありません。
これからずっと大事に聴き続けていこうと思います。